統合失調症の経過
※個人的な体験と、自身の読んだ書物や、見聞きした内容、または、医師の先生や、福祉関係の方々に言われたことなどを、軸に、個人的な意見も多々入っておりますので、患者として、こういう考え方、といった紹介説明文になりますので、それらを踏まえられて、ご覧いただけますと幸いです。
・前駆期(心身消耗状態)
自身、あったことですが、一生懸命に生きていて、頑張って生きていて、気づかないんですよね、自身の体調が。
自分は「大丈夫」だと。そう思っている間、付近の人、主に家族に気づかない間に、私の場合ですが、負荷をかけていたのだと思います。
そうなるには、背景として、当事者本人が、恐らく、一生懸命に、周囲の人に尽くしたのだと思います。
しかし、その尽くした人からは、パワーの還元をもらえなかった。
その結果、尽くすだけ尽くして、ボロボロになった、その状態で、家族に支えられるが、当事者も、よく自身の体調がわからない状況(心身消耗状態)の為、尽くす先を間違えて、家族にパワーの還元をせずに、家族に限界が来る。
人それぞれと存じますが、私の場合は、これがきっかけで、家族に心配をかけすぎたため、病院に通院をすることになったのだと思います。
・うつ状態
心身消耗状態ですが、元気が出せない、でも、がんばってしまう(脳の神経伝達物質の過剰に出ている)ため、休めない。
そう状態(自身の力量、キャパシティを超えている。休まないため、付近からパワーをもらって活動している病的な状況)が続くと、うつが来る。
その為、うつ状態になってしまうのかと思います。
この状態になるときは、主に、この後、ご案内する「4つの時期」の3つ目の時期「消耗期」に、なりやすい状態かと存じます。
・4つの期
前兆期
前兆です。
これは、例えば、お願いをされて作業があり、徹夜をした。
徹夜をしたら、次の日は、良く寝たら(※13時間を私は目安にしています。)大丈夫かなあ、と思っていますが、徹夜をして、寝ずに、次の日、学校に行った。
まだ、この間は、健康的に活動を続けられていると思います。
ただ、また、同じような状況、徹夜をした。
次の日、依頼をした方に、作業内容の完成を提出したら、「全然違う」と怒られた。
多分、この時に発症する可能性が発生すると思われます。
患者の私の見立てでは、そもそも依頼されていることなので、自分のことでない。
半ば善意で行っていること。
自身の体調を顧みず、頑張った結果、1回目は、元の体力があって、何とかなったが、休まなかった。
そのあと、また、無理をして徹夜をした。
この時、既に、体力は十分でない、精神的な脆弱性が発生してるなかで、一生懸命、善意でがんばった結果が「怒られる」だった。
恐らく、怒られ方にもよるかと存じますが、もしも、有害なレベル、悪意のある時。
ご依頼された方に、当事者になるかもしれない、ご本人へ「からかってやろう」や感謝の気持ちもない、などの状況であった際、危険だと存じます。
ただし、まだ、大丈夫。
問題は、その日から3日間、よく眠れなかったら、「黄信号から赤信号」となるかと存じます。
急性期
引き続き、上記を例に致しますと、心の脆弱性のある中、同時に、普段、どうでもいい情報は、自分で気づかずとも、「こころのフィルター」遮断するそうですが(例えば、線路の近くに住んでいるとして、毎日、電車の音がすごくする。しかし、ずっと住んでいると、その電車の音の情報だけ、あまり気にならなくなる、など)、
この時、その「こころのフィルター」は穴がたくさん開いている状態(例 冬に温かい服を着て外に出ても、それほど寒くないとして、服をフィルターと例えると、穴だらけの服を着て外を歩いているような状態。自身へのダメージが、服=フィルターが正常な時よりも、大きい)なので、周囲に過敏になっている状態。
この時、有害な因子の干渉は、もちろん、体調に大きい影響を与えるだろう中、過敏になりすぎているため、被害妄想も発生しやすい。
その為、体調が正常な時に、気にならないような情報(例えば、電車に乗っているとき、隣に座った人が、当事者本人に全く関係なく、悩みがあって、当事者本人の横で、横に座った人が、「は~」とため息をついたときに、当事者本人は「え、私のせい?」と思う事。)などが、こころのフィルターが弱っているため、何でも、頭に情報がダイレクトに入ってくる状況。
過覚醒(情報に過敏で、普段よりも動ける気がするが、過分に動いていることに自身のキャパシティが追い付いていない時、負荷の大きさに、後々、自身のケア、普段以上の休息が必要になる状況)。
消耗期
休息が必要な状況。
一般的に、急性期で、入院が決まって、薬を飲み始めた際、過覚醒でがんばっていた、これまで、がんばっていたギャップで、多くの休息が必要な時期。
一日、二日で、治らない。
ご飯を食べたり、清潔を保つため、また、夜眠るために、最低限、昼間、起きているが、基本、ずっと眠い。
眠いほうが、むしろ大事で、仮に入院しても、眠くない、ということも多々ある。
そういう時は「眠剤」「睡眠導入剤」などで、夜は寝るようにすると良いと思います。
この時期に、活動的な場合、薬が強くなるかと思います。
こころのバランスを保つ時期で、良く休むことが大事。
ただし、ご高齢の方(例 60歳前後など)の場合、寝るのも大事と思いますが、同時に睡眠による体力が落ちて行ってしまう、廃用症候群(「うつ」の親方みたいなものだそうです。)、も気をつけないといけないと思います。
ご高齢の方の場合は、できるだけ、日中は、活動をしながら(過活動でない、のんびりゆっくりと起きてテレビを見たり、散歩とかでしょうか)薬を飲んで、規則正しい生活と安眠をとると、回復がはやくなるかと存じます。
回復期
消耗期が済んだあとです。
具体的に、例えば、退院をした後、自宅療養になった場合、多分、自宅療養の時は、また、社会的に、また周囲との、自分らしく、受け入れられる自分らしくを、探してコミュニケーションをとるかと存じますので、いろいろと動きが緩慢になるかと存じますが、当事者本人には、全てに意味のある状況です。
周囲に興味が出始めるころです。
例えば、見たいテレビ番組が出始めるとか、です。
こうして、できることが、ちょっとずつ増えていく、という感じの時期です。
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