こんにちは、uronimMです。
元統合失調症の障がい者当事者である私の体験談ですが、実際に、障がい者がかかえる色々な悩みを、培ってきた知識から独自の解決方法について考察を重ねた結果から、今回は、社会生活と居場所と就職の方法の3選に、まとめてみました。
ご参考にしていただければ幸いです。
※尚、障がい者当事者患者の経験上思ったことですので、後々、医学の進歩で記事内容が変更するかもしれませんので、ご了承ください。
もくじ
1.統合失調症当事者が日常生活をする方法
2.統合失調症当事者が居場所を得る方法
3.統合失調症当事者が就職をする方法(※障がい者枠として就職したい、等)
まずは、障がい者として、社会生活をやってみるには、という文からご紹介したいと思います。
1.統合失調症当事者が日常生活をする方法
場合ですが、個人的には、まずは興味があることを見つけることだと思います。
私の場合は、はじめはテレビを見ることでした。
当時、アニメが好きで、朝の子供劇場から、深夜番組までの1週間のすべてのアニメ番組を、ビデオに録画を頑張ってしていました。
そうして1週間の何曜の何時に、どんな番組があるか、すべて把握できるようになりました。
すると自信がつき、今度は、外に出たいと思うようになりました。
ただ、外に出る口実がないと、怖かったので、雲の絵を描きたいと思って、近くの川に行くことにしました。
そこで、雲を描いていました。
そうして、今度は、川の向こうの雑草の花を描きたくなりました。
川の向こうに行くと、人が居て、じっとされておりましたので、一生懸命はやく描き上げて、その人に差し上げようと思いました。
この体験から、今思うと、この段階で、回復期にかかっていたのだと思います。
結局、この時、描きあがった時には、その人はいなくなっており、保留になりましたが、こういったことが積み重なっていき、いつの間にか、いろんなところに行けるようになっていったのです。
このことは、外出した際に受ける外部からのストレスに対する耐性が徐々についていったのだと思います。
外に出れるようになってきましたら、次は、居場所がほしいと感じるようになりました。
いや、実際は、何かの本を読んで、回復には居場所があることも必要だと読んだのだと思います。
それで、居場所は何があるか、本を取り寄せ、読んでみると、いろいろな資源があることに気が付きました。
2.統合失調症当事者が居場所を得る方法
障がい者として、居場所は、いろいろとありました。
生活支援センター、地域活動支援センター、デイケア、OT、など。
私は、デイケアからスタートをしました。
当時、デイケアで、障がい者の患者自身が運営に関われる喫茶がありました。
ここでは、朝9時くらいから15時くらいまでフルで、活動をしたら、1日200円もらえるとのことで、その話は私からしたのではなく、何となく人の役に立ちたい、という願望があることに母親が勘づいてくれたようで、「デイケアの喫茶があるよ」と教えてくれて、デイケアは医師の処方箋がいるので、主治医に相談をして、処方箋をいただき、デイケア喫茶に通うことになりました。
当時、1日200円。
中学、高校と柔道に明け暮れていたからでしょうか、本当に200円とはいえ、何か人の役に立って、お金をいただけることに憧れていたためか、月に一回いただける工賃を初めてもらえたことが、とてもうれしかったことを覚えています。
ここでは1年ほど食器洗いさせていただき、今度は、就職を目指して、生活支援センターに行くことにしました。
ここでも喫茶サービスがあり、ここでは、1時間200円でした。
デイケア喫茶での自信を、生活支援センターの喫茶で活かしながら、就職の糸口を探すとともに、外に出る頻度を増やしていきました。
ここでは、リハビリや就職、趣味のプログラムがありました。
スタッフの方に相談をしているうちに、いずれ親の介護をしたいので、ヘルパーの資格を取りたい旨を伝え、自分で調べた10万円を切る9万5千円くらいの取得コースに行こうとしていることを伝えると、職業訓練で、障がい者ならば15000円ほどで受講できるコースを教えてくださいました。
このことから、スタッフさんで、よい人だと思える人がいたら、この人、と思って、積極的に相談することが大事だと思えました。
※障がい者当事者である個人的に思うことです。
私の場合ですが、その良い人の判断基準ですが、焦らせてこない人、ということが大事だと思います。
それから、ヘルパー受講をすることになり、3か月間、通い、資格取得し、生活支援センターに、また通いながら、他の就職の糸口を探しました。
ちなみに、ヘルパー資格取得後、介護の実習もしましたが、この実習先では雇ってもらうことに落ちてしまいました。
その代わり、ヘルパー事業の責任者の方が、他の機関の紹介をしてくださり、その機関から、大手企業の特例子会社に、インターンシップに行かせていただきました。
ここでも3か月間通い、また生活支援センターに戻り、次は、と外に出る習慣を維持しながら探しました。
こうして、職業センターにも行き、就業生活支援センターにも登録し、居場所がありながら、多少の金銭も欲しいことを就業生活支援センターのスタッフさんに相談すると、就労移行支援を紹介していただき、片道自転車で40分の距離を3年間通いました。
そして、障がい者求人で就職し、大手人材紹介会社の事務を3か月間、日本料理の大手企業に1年間ほど、IT企業の事務員を5年間させて頂きました。
このことから、はじめに相談をしたことが良かったのだと思います。
それでは、実際に、社会と接点を持ちたいときや、就職したいときはどうしたら良いのか、ということについてですが、私の場合は、こうしました、という内容をお伝えしたいと思います。
3.統合失調症・発達障害当事者が就職をする方法(※障がい者枠を含む)
実際、統合失調症・発達障がい者として就職したい(※障がい者枠または、一般枠でオープンなど)、と思う方は多いと思います。
ただ、どうしたら良いか、やり方が分からないのではないでしょうか。
自信がなかったり、続かなかったり。
まずは、前の文章でもお伝えしました通り、興味のあることから始め、自分に自信を持ちます。
または、デイケアやOTに通い、生活リズムを作ります。
続けられれば、次は、作業所や、喫茶サービスを行ってみます。
こうして、外に出て作業をする習慣がついてきます。
そして、障がい者当事者の就職の為の就労移行支援に行きます。
就労移行支援は、限られた期間しか通えないのですが、就職後も相談できる支援者さんがついてくれます。
このことは、統合失調症・発達障がい者の当事者である自身にとって、就職するうえで、とても心強かった記憶があります。
また、一緒に職を探してくれるので、就労移行支援はおすすめです。
そして、ハローワークに行き、就職。
これが、私の経験を踏まえたうえで、私の考えた穏やかな就職までの道のりです。
よく、私の支援者さんに教えて頂いていたことが、山を登るには、急な崖を登ることと、なだらかな坂を、ぐるぐる回って、頂上にちょっとずつ向かっていく、という、どちらかあると聞いたことがあるのですが、単純に考えて、崖をのぼるということは、登っている最中に、つかんだところを間違えれば、簡単に落ちてしまいます。
しかし、なだらかな坂を上っていくということは、ゆっくりだけれど、着実に力がついていく道理です。
当たり前のことですが、結構盲点だったりすると個人的に思います。
今回は、統合失調症・発達障がい者の当事者としての社会生活について(※就職を意識しておりました)、お伝えをしましたが、いかがでしたでしょうか。
この度の情報で、より良い生活にお役立ちいただければ幸いです。
それではまた。
(参考サイト:COMHBO地域精神保健福祉機構)
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