ドーパミン仮説
「ドーパミン仮説」をご存じでしょうか?
私が2010年ころに読んだ本に統合失調症は、解明されていない病気で、仮説として候補のあげられる説の一つが、当時、「ドーパミン仮説」でした。
・ドーパミン仮説とは
・原因
・実際に患者当事者として
・どうしたらよい?
・ドーパミン仮説とは
身体を動かすために、脳の神経間に情報を伝達するために、行き来させる伝達物質の一つが「ドーパミン」。
そのドーパミンが、過剰に出すぎている。
その為、そのドーパミンを、過剰に出すぎないように、非定型抗精神病薬のような薬で、ドーパミンの過剰な発生を、抑制すれば、体調が良くなっているのではないか、という仮説のようです。
・原因
脳には、神経伝達物質があり、そのうちの一つが「ドーパミン」という認識ですが、その「ドーパミン」が、過剰に出ることで、過覚醒になったりするようです。
また、身体がついてこれていないキャパを超えた状態で、活動をしているため、後々休息が必要になる「そう状態」。
その「そう状態」になっている状況の一つに「ドーパミン」の過剰に出しすぎていることが、実際に患者側の体験として思います。
・実際に患者当事者として
当時の主治医師に、「ドーパミン(神経伝達物質)などは、一度に消耗すると、次に溜まるまで、時間がかかる。
その神経伝達物質を溜めるまでに期間が休息が必要な期間(消耗期)となる。
いわゆる、そう状態(ドーパミン過剰な発生状態)である期間が長ければ、長いほど、回復に時間がかかる。」のようなニュアンスのことを仰られていたと記憶で思います。
また、ドーパミンは、テンションが上がる、といったイメージで、過剰だと「そう状態」になるイメージですが、他の神経伝達物質と思われる「セロトニン」。
これは、逆に気持ちを静める物質らしいのですが、当時、「ドーパミンがダメなら、セロトニンを出せばいい」と考えたことがあり、脳内に、セロトニンが出ている、と思う状況が何度かあったのですが、問題が起こりました。
セロトニンを出しても、結局、一緒。
また、セロトニンは、セロトニンで、切れかけたら、気持ちを静めるコントロールが、大変で、これは、これで、入院をする結果になったことを覚えています。
神経伝達物質にも、いろいろとあるかと存じます。
※実際に、セロトニンが出ている、ドーパミンが出ている、といった検査をしたわけではありません。感覚として、出ているのかなあと思う経験からの記載になります。
・どうしたらよい?
セロトニンも、ドーパミンもダメ。
では、思ったのが、「両方でなければ良い」。
ところが、これもダメ。
当時、精神をコントロールし、理性で走るように、していたのですが、セロトニンや、ドーパミンが、出さない、ということが理由と存じますが、ある日、異常に頭が痛くなったのを、覚えています。
出さなければ、出さないで、入院する結果になったと存じます。
では、どうするか?ですが、ここまで、つまり、私自身、常に、活動を一生懸命に行おうと、その為の原動力の一つに、「テンションを上げる」「気持ちを穏やかにする」ための脳のホルモンを、過剰に使う事を、していたのですが、そうではなくて。
活動をするのに、休みなく、行うと、上記のようなことをしないと、思うパフォーマンスの活動を続けられなかった。
しかし、もっと良い方法が、あったのです。
それは、休み休み、行うことでした。
休憩をすると、休憩をしないで、活動を続けている時よりも、もっと良い考えが浮かぶことが多かったです。
むしろ、休憩をちょっと、入れると、もっと良い考えが浮かぶのです。
恐らく、建設的な状況を作る、それが、休み休み行うことだったのです。
ただ、私の場合ですが、寝転びきってしまうと、また、起きるのが大儀だったので、疲れたら、どこかにもたれて、休んでいました。
今は、もたれても、また、横になっても、一緒のような気がします。
うんと、休むには、横になったほうが、いいのではないかなあ、とも思われます。
まとめ
ドーパミン仮説は、治療の上、また、病気の理解の上で、私の場合、非常に役に立ったかと存じます。
また、休み休みすることが、その仮説の上でも、より効果的で、回復の速度を、少しはやめてくれるのではないか、と体験上、思われました。
ぼちぼちが、大事とは、そういうことの一つかもしれません。
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コメント
[…] ドーパミン仮説と原因を患者としての体験から効果的な回復法を考察 […]
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