最初に
統合失調症になりやすいと思われる人、と一言にいうのは、難しいのですが、調べてみました。
統合失調症になりやすい人
・いろいろな遺伝(生まれながらの各素因)
・性格
・環境からの原因の関与
・遺伝負因
・周産期のイベント
・過度のストレスに暴露されている
・ストレス耐性が弱い
・過労が続く
・睡眠不足(不眠)が続く
・過度な不安
・孤立が多い
・焦りが強い
・被害的で疑い深くなっている
・急に行動的で異性にアタックまた仕事にトライする
・これまで行っていたことを急に辞めて新しい事を行う
・仕事や人間関係のストレス
・人生の大きなイベントや転機(就学、就職や結婚)
・若い世代(10代~30代)
・近親者に統合失調症患者がある場合
・控え目、内気、おとなしい人
・神経質な部分と無頓着な部分を持ち合わせている人
・人からの言動等に傷つきやすい生活の人
・人とコミュニケーションが苦手な人
・胎児期や出産の際の低酸素症
統合失調症になりにくくするには?
・ストレスとのうまい付き合い方(ストレスコーピング)
・不安なことがあったら、周囲(家族や、信頼できる人)に相談をする
・一人にならない(孤立を避ける)
・きついと感じる状況を回避する(ゆとりや安心感を持つ)
・無理をしない暮らしをする工夫(気を楽に)
・あせらない工夫
次に体験を含めた考察を致しました。
患者当事者としての体験談
脳の神経伝達物質(例 ドーパミンやセロトニン)は、体を動かすのに大事なものですが、一時的に沢山出すと、溜まるのに、また時間がかかる、と昔の主治医師が言っておられました。
当時、体育会系の部活を行い、習い事をし、委員会をしながら、自転車で片道50分かかる学校へ、全速力で20分でつくようにし、毎日、頑張っていました。
しかし、走りすぎたのでしょうか、疲れていたようで、何か、その時の状況を続けるために、依存したいものを、自分の中で、必要にしていたみたいでした。
その一つが、自分の世界(私らしさ)を維持できる、「歴史アニメ」でした。
自分の世界の維持には成功(※これは良い事と存じます。)したのですが、長時間、見続ける習慣がついてしまいました。
また、ずっと見ていて、ぼうっ、と頭が気持ちよくなるような気がしており、問題は、この時、脳の神経伝達物質を消費し続けていたのではないかと思われる点でした。
すると、ある日、頭が痛くなり(伝達物質が切れた?)、入院になった、という事がありました。
個人の感想
参考リンク:
ドーパミン仮説と原因を患者としての体験から効果的な回復法を考察
なりやすいと思う人?
人に言えない悩みを抱えており、その負荷が大きい時、頑張ってしまうところがあるなど。
また、再発(なりやすい傾向)原因としてストレス、服薬を中断、生活リズムの乱れがあるようです。
私も再発を2度行いましたが、同じような理由でした。
なりにくくなるには?
ストレスとの上手な対処の方法を学ぶ、また、服薬していたら、自己判断で中止しない、規則正しい生活をする。
他、いつも行っている習慣があれば、急に辞めずに、他のことをやっていきたいならば、徐々に、他のことと混ぜながら、いつもの習慣から移行していく工夫も大事かもしれません。
最後に(まとめ)
実際、統合失調症になりやすい人、なりにくい人、というのは、あるかもしれません。
ただ、原因がはっきりしていない実情がある中、風邪みたいなもので、いつなるかわからないと存じます。
病気に、ならないに越したことは、ないかと存じますが、なってしまったらなってしまったら、その時で、十分に対応すれば、治っていく可能性の十分ある病気と存じます。
ならない予防も大事と存じますが、以上に、構えすぎず、自分らしく、周囲と、お互いの居心地よく過ごすために、どうすれば良いかについて考えながら、毎日、過ごせれたらいいのではないかと思われました。
ご高覧頂き、誠に有難うございました。
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