※患者当事者の、主治医師に言われたことや、これまでに読んだ本、または、経験上、思うことを書かせていただいているため、主観的なものになります。
人それぞれのベストな方法が、人それぞれ分あるかと存じます。
その一例として、私の場合、という上で、ご覧いただけますと幸いです。
主な治療方法
統合失調症の治療に特に大事と思うものですが、それは、「薬を飲むこと」と「安眠」をすることと存じます。
この回は、主に薬物療法について、お伝えできればと存じます。
・薬物療法
現在、「非定型抗精神病薬」というものが主流になっているかと存じます。
非定型抗精神病薬とは、統合失調症の陽性症状(妄想、幻覚、思考障害など)と、陰性症状(喜怒哀楽が無くなる、会話時にうまく言いまわして言えない、何かしようという気がなくなる、ひきこもる、など)の両方に効果があると言われているようです。
私が治療を受け始めたころ、既に非定型抗精神病薬が主流だったため、その投薬を頂きました。
※尚、旧来の薬に「定型抗精神病薬」というものは、主に陽性症状に効くとされているようです。
・薬物療法
その為、私自身は、その「非定型抗精神病薬」しか飲んだことがないため、この記事は、その薬について書かせていただきます。
患者当事者である私の場合ですが、はじめはリスパダールでした。
しかし、「悪性症候群(薬が合っていない時など発生するそうです)」でしょうか、体調がましになってきたのか、なぜか、舌が、ずっと出っ放しになる、という状態になっていました。
あまりに続くので、主治医師に相談しました。
先生「生活に支障は出てない?」
と聞かれましたので、
私「はい。ただ、舌を噛む時があります。」
先生「それは、いけないなあ」
となり、他の薬、「ジプレキサ」を飲むことになり、改善が見られたかと思ったのですが、すぐに、舌が出ました。
※薬が合うかどうか、調整期間、というのがあるかと存じます。
合うかどうかを試す期間になるかと存じますので、主治医師に、あったことのみ、お伝えして、正確に判断を仰ぐと良いかと存じます。
ただ、医師は、医学の専門家なので、自分よりも、より良い判断を頂ける、という考え方によります。
次は、「セロクエル」でした。
これは、効いた、かと思われました。
しかし、2か月くらいだったでしょうか、すぐに舌が出るようになりました。
先生「これもダメかな。じゃあ、もうこれしかないのだけど」
と、投薬を頂いたのが、「エビリファイ」でした。
※当時は、副作用の少ない新薬と言われており、この「エビリファイ」が私には、合ったようで、改善の方向へ、あごのあたりの、こわばりが減っていったように思います。
また、舌を止めよう、と自分でも意識した時がありました。
それは、当時、通っていた地域生活支援センターのプログラムで、近隣の店に、みんなで食事に行こう、というものでした。
その時に、担当を頂いていたスタッフさん一人と、当事者5人くらいで行ったのですが、当事者全員で、スタッフさんに、いろいろと聴くので、私の見たところ、スタッフさんに、負担がいっていないか、心配になったことを覚えています。
その上、私の舌が出続けていることに、ご不快になっては、より負担をかけてはいけない、と、がんばって、舌を出さないようにした記憶があります。
それから、その晩からも、自宅で、舌を出さないように、できるだけ頑張りだしたきっかけを覚えています。
そして、私の思う「悪性症候群」の副作用が、ましになった、ご参考としての経緯となります。
また、薬には、新薬が、新たに出てきていたり、することがあるかと存じますが、主治医師の判断により、患者当事者に、この薬が合っている、と判断されたときは、必ずしも、新薬ではないかと存じます。
それは、聞いた話と、私が思うに、長く、旧薬であっても、安定して飲めている、状態も安定しているのに、わざわざ新薬を試して、不安定のリスクを負う必要はないのかと存じます。
大事なことは、安定した期間を続けることで、安定した状態を身体が慣れることで、いつか薬の量が減った(寛解)としても、やっていける準備を続けることと存じます。
このことが結果、薬が減っていく、ということに直結しているのだと存じます。
また、もし、薬の量を減らしていきたい願望がある際は、主治医師に、「いつか薬を飲まなくても良いようになりたい」という旨をお伝えをしておくと、主治医師の先生も意識をされるのではないかと思われ、良いかと存じます。
参考リンク:
統合失調症患者の退院方法!病気とうまく付き合う方法!薬を減らす方法!
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